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「道」楽クエスト

与曽井清司の個人ブログです。どんな場でも楽しめる生活スタイルを日々紹介します!生活を「ちょっと楽しくする」にお役立てください

2016年10月 考えが形になる 岡倉天心〜茶の本

Lv04_楽しむ読書

お昼ごはん過ぎに読了した、岡倉天心著、茶の本です。

 

 以前、「代表的日本人」という内村鑑三さんが書いた本を読んだのですが、その本と、「茶の本」、そして「武士道」という3冊が一組ということだったので、2冊目に手を出してみました。

 

 シリーズものと呼ばれると、思わず手を出してしまうのは、習慣化した消費者根性でしょうか。怖い怖い。

 

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 ちなみに、この3冊一組、というのは、明治時代に、欧米に日本の文化、思想を紹介した本、というくくりです。

 ですので、どちらの本も、例えに海外の著名人の名前や、キリスト教からの引用があり、ターゲットがはっきりした本です。

 

 あと、大切なのは、「その文化に触れたことがない」人向けの本なので、いわゆる、和の文化に触れる機会がなかった日本人にとっても、わかりやすいということです。

 古典であるほど、「こんなこと当たり前に知ってるよね?」という雰囲気に辟易してしまう心があるのですが、とても良い入門書でした。

 

 この本の中で特に目にとまったのはこの言葉です。

 

人生は一つの表現であり、無意識の行動は、私達の思想を常に露見させる

 

 読んだ時、まっさきに思い出したのは、心理学者アドラーでした。彼もほとんど同じ言及をしています。日本と、オーストリア、別々の地で同じ結論に達していることに感じ入ったことと、自分の中でより確信した考えになりました(読書においては、異口同音に弱いのです)

 茶の本という言葉とは裏腹に、中身は、「道教」「禅」「花」「芸術」と、多岐に渡る考えがまとまっている本です。中国思想をかじってみたい方や、東洋的な思考に触れたい方にもおすすめの一冊です。